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コラム

いやいや期の上手な過ごし方

2023.10.18

いやいや期はいつから?

いやいや期は一般的には1歳半から3歳ごろに見られることが多いです。
この時期、子どもは自我が芽生え、「いや」という感情や意志を表現し始めます。
しかし、子どもそれぞれに個人差があるため、いやいや期のスタートや終わりは異なります。
 

いやいや期の特徴とは

いやいや期の子どもは日常のあらゆる場面で「イヤ」「ダメ」などの拒否をしたり、
なんでも「自分で」と言って自分でやりたがったりと、さまざまな主張がみられます。

いやいや期に突入した子どもは、先ほどまで「自分で!」と言っていたことに対し、少し時間が経つと結局ママやパパに「やって〜」とやってもらいたがるなどのケースもみられます。
その他、食べ物のこだわりが強くなったり、服に対してのこだわりが強くなったり、生活の流れに対するこだわりが強くなったりと、バリエーションと度合いは子どもによってさまざまです。
 

ついつい怒ってしまうのですが、そんな時どうしたら良いでしょうか

いやいや期は親にとっても試練の時期です。
いやいや期の子どもは、承認欲求が非常に高まっています。
そのため、ついつい怒ってしまいそうなときは、
無理をせず、一度深呼吸をして、冷静に状況を見つめ直してみてください。
そして、子どもの感情や意見を受け止めてあげることが大切です。
 

何か発達に問題があるのではないかと心配になります

いやいや期の子どもは自分の意志を持ち始め、活動的になることが多いですが、
それが何か発達に問題がある(例えばADHD(注意欠如多動性障害)など)とは限りません。
もし、心配な点や行きすぎた行動が見られる場合には、専門家の意見を求めることをお勧めします。しかし、大抵の場合は成長過程の一部と捉えて良いでしょう。
 

保護者としての、いやいや期の上手な過ごし方

いやいや期の上手な過ごし方として、まず第一に、「無理をしない」ことがポイントとなります。
子どもの承認欲求を理解し、無理なく、ゆっくりとしたペースで関わっていくことが基本です。

また、子どもが「いや」と言うことを受け入れ、その感情を承認してあげることが重要です。
そして、ポジティブな言葉を使って褒めることで、子どもの自尊心を育む手助けをしてあげましょう。
選択肢を与えて選ばせてあげることも有効です。「どちらがいい?」と選ばせてあげることで、「自分が選んだ」という達成感から納得し、気持ちが落ち着くこともあるでしょう。
子どもなりに気持ちの切り替えを一生懸命葛藤している時間でもあるので、
(忙しい中で大変だとは思いますが)落ち着くまで待つ!というのも一つです。

最後に、いやいや期は健全な成長過程の一つで一時的なものであり、
この時期を乗り越えると子どもは更なる成長を遂げます。
親として耐える時期だと理解を持って接していくことが、
子どもの成長をサポートする鍵となります。
悩んだ時は、一人で抱え込まず、パートナーや両親、専門機関などに相談するなど、
積極的に周囲の力を借りるようにしましょう。